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2016年9月の記事

2016年9月22日 (木)

飛行船、Blimpものつくり(136) DJI OSMO+ 速報 (1)  ズーム機能が追加

飛行船、Blimpものつくり(136) DJI OSMO+ 速報 (1)  ズーム機能が追加

先の記事でも書きましたが愛用していたOSMOを琵琶湖の底に沈めてしまった。

そんな時OSMO+が新規に出ていることを知って、気分的な落ち込みもあって即座に注文した。

新たな気分で行きたいという願いを込めて、、、

Osmo_01_2

カメラ部は少し長楕円になった。

Osmo_05_2

ズームの操作は握った時に前にあるトリガーレバーを引きながらジョイスティックを上下に操作する。OSMOハンドルのハードをそのまま使いたかったのかな~、、、はっきり言って使いにくい。

Osmo_06s_2

プロが使う機材は数千万円するジンバルとその中におさめられたカメラ、それを専任のオペレーターがヘリなどの機内から目標を捉えるべく操作する。一方、パラモーターは原則一人でパラモーターを操縦しながらさらにカメラを操作して目標を撮る。このOSMO+システムは3.5倍のズームを新たに搭載しており、目標をかなり鮮明に捉えられるので、このシステムが少しでもプロに迫れるのではないかと言う期待感がある。

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2016年9月 4日 (日)

blimp: モーターパラグライダー、パラモーター(410) 琵琶湖クロカン 2時間以上のフライトを目指す   結果は墜落 (6) 事故例 事故原因の推定 まとめ(2)

blimp:  モーターパラグライダー、パラモーター(410) 琵琶湖クロカン 2時間以上のフライトを目指す   結果は墜落 (6) 事故例 事故原因の推定 まとめ(2)

9月3日記事からの続きです。

原因のまとめに入る前に、同じような墜落事故の例を私の知る限りでおさらいを。

1)2014年2月:
我々のいつもの離発着エリアから少し離れた田んぼから飛び立ち、北西方向の湖岸に近くまで飛んできた所で風に振り回されて墜落した。詳細レポートがないのでそれ以上のことはわからないが、かなり振り回されてパイロットはブラックアウトこそしなかったがパラモーターとしては制御不能であった。

同じエリアであり、たまたま私が飛びに行ってなかったので目撃しなかっただけ。今から考えると、場所が近いだけにもっと状況を知るべきであった。

2)2010年(±1、記憶があいまい):
関東で私と一緒に良く飛んでいたPさんが四国で墜落した。情報はほとんどないが吉野川の上空付近で、風はそんなに良くなかったようだが、回復の手段もなく墜落してしまった。

私の知る限りの事故例で、墜落の原因やシチュエーションを分類し
・能動的な原因(スパイラルの練習とか)
・離陸直後のタイミングで低空から墜落
・着陸ルーチンで低空から墜落
・海面や水面を低空で飛びエンスト墜落
・明らかな操縦ミス(失速とか障害物に当たるとか)
・ベルトなど安全装備の装着ミス
・電線などにひっかける
・釣り下がっているユニット側のツイスト
・キャノピー側のツイスト(フラットスピンなど)
・パラモーター同士の空中衝突
・キャノピーの劣化(変形、ライン切れなど)
・近く(数百メートル)からの地形(林とか建物とか)からくるローターによる外乱によるもの
・パイロットの身体的異変(心臓の変調とか)

これらが原因と思われる事故を除くと上記の1)と2)の例くらいしか思い当たらない。この2事例で原因に関係すると思われる共通点は、飛行ルートの近くに(10km+αの範囲内で)1000m級の山があって、比較的風がある日で、10ノットくらい(5m/s)以上の風があり、飛行ルートで山との関係した風の影響が考えられること。

・比較的高い山に風が当たって起きるウエーブによる気流の乱れ

を追加する。

今回の墜落原因についての私の結論は、これになります。目前の山は北側で333mと424mだが、直前の飛行では南西側1.2km付近、高度423mくらいを西に飛んでおりこの時に東の風を受けている。このことは目前の山よりも北西向こうの1000m級の比良山などの影響を受けていて、いわゆるウェーブとローター、このメインの北北西の風とこの東風がぶつかって乱流を作る可能性が高く、これに巻き込まれたことが原因、と推定される。

<今後、この種の事故をどう避けるか>
・飛行ルートから距離をチェックし、1000m級の山が(10km+α)範囲内にある場合は、まずもって、風が2m/s以下の条件で飛行可とする。これ以上の風では飛ばないこと。
・「山に近づかない、風下はだめ」と常識&一般論で言いたいところだが、10km超の距離を考えた時、山に近づかない飛行ルートなんて、海風を除いて日本ではそう見つからない。結局、内陸部はウエーブ的な影響を予測して、その影響を排除したルートを飛ぶこと。
こうするしかないが、予測が難しければ風が弱いときに飛ぶ、、これしかない。
・なお、メインが2m/s以下でもサーマル風で2m/sを越すことがあり、この場合はウェーブの影響は少ないが、一方、サーマル風の突発的な影響を考慮する必要があり、事は簡単ではない。

<参考1>

比良山は1174m。この場合はローターは300m~800mくらいに発生。

E5b1b1e5b2b3e6b3a2_2山岳波(ウェーブ)(プロフライヤー呉本圭樹さんのブログより)

<参考2>

5f972885気象予報士Kasayanのブログより

<参考3>
「比良八荒」は、比良おろしの時節を限定した一種であるが、この風が吹くときは、比良山系の南東象限において強風となる。しかし山を吹き降りた気流は、湖面で跳ね上がるため、斜線の部分で風は弱くなる。ところがこの気流はふたたび吹き降り、野洲(やす)付近で強風となる。(日本大百科全書(ニッポニカ)の解説より)

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2016年9月 3日 (土)

blimp: モーターパラグライダー、パラモーター(409) 琵琶湖クロカン 2時間以上のフライトを目指す   結果は墜落 (5) 今回のショッキングなこと(2)  事故原因の推定 まとめ

blimp:  モーターパラグライダー、パラモーター(409) 琵琶湖クロカン 2時間以上のフライトを目指す   結果は墜落 (5) 今回のショッキングなこと(2)  事故原因の推定 まとめ

8月27日記事からの続き

4つ目のショッキングなこと: 緊急パラシュートを開けなかったこと。

客観的な証拠は緊パラが体とともに湖面に落ちていたこと。落ちているときの記憶がなくて原因は不明だが、推定としてはキャノピーが異常事態になった時にユニットの姿勢も体も既に異常な状態で緊パラのフックを持って開けなかった、または、頭がブラックアウトしていたことが考えられる。

5つ目のショッキングなこと: やっぱり、Universalが回復不能なくらいつぶれたこと。

ユニバーサルはヨーロッパ規格のEN-Bを取得している比較的初心者向けの機体。EN-Bは「趣味または週末パイロット向け」と定義されている。ただし、この認証ではトリムを使ってない状態のときで、トリマーを開けるとどうなるのかの情報はない。今回の状況でのトリムナンバーは13であり全開のほぼ半分なんですけどね。

さて、事故原因推定の記事も5回目になった。ここまでいろいろな証拠も集め、GPSデータも解析し考察してきた。ここで原因を対処アイデアも含めてまとめてみたい。

<続く>

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